さよなら中央線201系キャンペーン 記念列車 さよなら中央線201系 河口湖号 乗車記 |
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1979年から約30年に渡って中央線の顔として活躍してきたオレンジ色の201系も、今夏の引退が決定して残す僅か2編成となってしまい、JR八王子支社さんが中心となった「さよなら中央線201系」キャンペーンが4月1日より開催され、キャンペーン記念列車の第一弾となった『さよなら中央線201
河口湖号』が4月14日に三鷹〜河口湖で運行されました。今回の「さよなら中央線201系」キャンペーンの記念列車は全列車が往復はがきによる抽選制になりましたが、幸運にも当選する事が出来たので乗車して来ました。 ■往路 9527M 始発駅の三鷹は乗車するファンと撮影するファンで混雑していましたが、時刻通りにオレンジ色の201系電車が入線して来ました。今回は誤乗車を防止する意味を兼ねてか2号車と5号車のみドア扱いとなりました。下り本線に停車する関係もあってか乗車が済むと間もなくして発車します。 発車して次の停車駅となるのは相模湖でした。201系はトイレ設備が無い関係で、トイレ休憩を兼ねて13分ほど停車していました。後続の特急電車などを先に通し、次は大月へ停車します。相模湖を出たあたりでスタッフの方より今回の記念弁当と記念乗車証。さらにツアー参加のワッペンを頂きました。通勤型車両の車内で弁当を食べられるのも記念列車ならではの体験かと思っていると大月へ到着しました。ここからJR線から富士急行線へと入っていくので、乗務員交代やトイレ休憩を兼ねて再び13分ほど停車してます。
大月を発車すると途中で何ヶ所かで運転停車をしますが、ドア扱いをする駅は無く終点の河口湖へと向かいます。車内では今回の記念入場券販売や沿線の観光放送なとがあり、予想以上の力の入れように驚いていると富士吉田に運転停車します。ここで進行方向が変えて河口湖へと向かいます。富士吉田を出ると直ぐに富士急ハイランドの横を通り、『さよなら中央線201 河口湖号』は時刻通り終点の河口湖へと到着しました。
■撮影会(河口湖駅構内) 河口湖駅では折り返し時間までを兼ねて車両撮影会が行われました。全3回行われて初回を除いて2回の撮影会はツアー参加者限定だったので、とてものんびりとした感じでの撮影会となりました。また方向幕まわしや列車の位置調整な様々な配慮でツアー客をもてなしてくれました。 ■復路 9532M 河口湖駅での撮影会や地元ソフトクリームなどで舌鼓をして時間をつぶし、復路の『さよなら中央線201 河口湖号』へと乗り込みます。改札を通過時にふと上の電光表示板を見てみると“ありがとう さようなら 201系 富士急行は君の雄姿を忘れない”といった、こだわりのあるスクロールが流れていました。 発車すると往路と同じように富士吉田で方向転換して何駅かで運転停車をした後に大月へと向かいます。車窓からは雄大な富士山や次世代用リニア実験線。そしてバラエティー豊富な富士急行の車両とすれ違い飽きることがありません。 やがて大月へと到着して、富士急行線からJR線への乗務員へ交代します。ここではドア扱いがありましたが、5分のみの停車などで車内で大人しく過ごしていました。
大月を出ると四方津に到着します。四方津では後続の特急『はまかいじ号』を先に通します。四方津のホーム横では桜が満開を迎えていて、オレンジ色の201系にとって最後の桜になると思うのと悲しい感じがします。四方津を発車すると次は八王子に停車します。八王子では運転時間の関係で30分の停車がありました。停車中には215系使用の『ホリデー快速ビューやまなし号』や485系ジョイフルトレイン華を使用した『桃源郷パノラマ号』などとの並びも見せていました。そんな珍しい並びもありましたが、やっぱり201系の後継車両となったE233系との並びが一番しっくりきている気がしました。 八王子で多くの乗客が下車してしまったので、八王子〜三鷹までのラストスパートは30分弱の短い時間でしたが、のんびりと乗車する事ができました。そして18:56に『さよなら中央線201 河口湖号』は終点の三鷹へ到着して今回の旅を終えました。
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